梅雨明けの槍ヶ岳を登る
2018年6月30日~7月1日にかけて一泊二日で槍ヶ岳を登ってきました。
6月30日は雨と霧で景色が何も見えなかったので写真は7月1日のものになります。
関東甲信越が例年にない早さで梅雨明けし、6月末~7月初旬と月を跨いで山行しました。
二日目の晴れた横尾。前日は雨の中通過しました。
猿が橋をふさぐ。しかも通ろうとすると猛烈に威嚇してくる。
十分ほど猿をどかそうと試行錯誤してみたが、かなわず、覚悟を決め全力疾走。
気迫に負けて猿もどいてくれました。
槍沢ロッヂでは、商品名は忘れましたが凍らせた甘酒が売っていました。
甘酒は「飲む点滴」なんて言われたりして栄養価が高かったりします。
おいしかったのですが、突然冷たいものをおなかに入れたのでおなかが痛くなりました。
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槍が見えるらしい |
望遠鏡をのぞくと遥か遠くの槍の山頂が。
流石に遠すぎて人までは見えませんでした。
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ババ平 |
ババ平で汲んだ水は砂の味がしました。前日の雨の影響でしょうか…槍ヶ岳山荘の天水の方が美味しかった。
ババ平を過ぎると雪渓が見え始める。
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雪渓は一か所雪切済み |
今年は例年よりも若干、残雪が少ないらしく、200m~300m雪渓を横切る箇所が数か所あったくらいだ。12本爪アイゼンを持っている人がメインであったが、軽アイゼンやチェーンスパイクでも通過は容易であろうかと思います。半数の人はピッケルを背負っていましたが、ほとんどの人がストックで通過していました。
残雪の状況は年によって異なるので、山荘の情報などをこまめにチェックしてください。
殺生分岐から雪はなくなります。
最後の急登を登り宿泊地の槍ヶ岳山荘へ。
土日ではありましたが、布団は隣のパーティーと一個飛ばしくらいで割り当てられとても快適でした。
夜は雨のため撮影と山頂は断念。
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大喰岳 |
7月1日は晴れとなりきれいな朝焼けを見ることができました。
早朝は大喰岳に登り槍と朝日を見る。
槍に登ったら槍は見えませんからね。大喰岳ー山荘往復は1時間程度。
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槍ヶ岳山頂 |
山荘の朝食の時間帯を狙って来たのですが、狭い山頂はインスタ蠅に占拠された状態。
3~4組がポーズを決め撮影会、カメラの射線を横切らずに通過できないので、祠に行くのはあきらめました。
日本人の特性として複数人で同じことをやってると気が大きくなるんでしょう。
インスタグラムは自分もやっています。でも、山頂とかで撮影されたリア充写真が、こんな状況で撮られていることを知ると、なんとなく見る目が変わります。
そこそこ人がいればこんなことできないでしょうから、そういう時を狙った方がいいかもしれませんね…
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