デブは餓死するのかについての考察
登山における脂肪の使い道を考える。
これについて、登山仲間の友人と議論になった。
最終的には「デブは餓死する前に痩せる。つまり、餓死するときにはすでにデブではないため、デブは餓死しない。」という結論に達した。
よく考えてみると、何も解決していないではないか。
そもそもの議論の発端は、雪だるまのようたくさんある私の有り余った脂肪を何とか登山に生かせないかと考えてみたところだった。
脂肪が山に登るうえで何の役にも立たないとなると、私は十数kgの重りを背負って山に登っているだけで、デメリットしかない。
何か一つでも使い道があれば、大手を振って脂肪を山に持っていける。
そこで、遭難した際に水さえあれば、蓄えた脂肪を消費して生きていけるのではないかと考えた
そもそも、一般的に人間は食料なしで何日生きられるのか。
調べてみると、一般的には
水なしだと3日間
水のみだと約14日間
ということである。
この、14日間を逆算すると
基礎代謝×日数
2,300×14=32,200kcal
32200 ÷ 7200(脂肪1kg当たりのカロリー) ≒4.5kg
体重を65kg とすると
4.5÷65≒0.07
餓死するにしても、体中の脂肪をすべて使い切ることはないと思うので、
体重60kg 体脂肪率10% くらいの人は、水無しで2週間生存できるということになる。
と、いうことは体重80kg、体脂肪率23パーセントの私は何日生存できるのか。
ここで、面白いサイトがあったので紹介したい。
基礎代謝でわかる生存日数
これに自分の諸元をいれると自動的に、生存可能日数が表示される。
これによると、私は約50日生きられるらしい。
体重65kgの同行者が2週間で死んでしまうところ、私はひと月半も生きられるのだ。
これは大きなアドバンテージ!
そう思っていた矢先。
ビタミン、ミネラルはどうするのか。という疑問が頭をよぎった。
特に塩分なんて50日もたったら体に残っていないだろう。
それを考慮に入れて調べてみると、
ビタミン、ミネラルを取らなかった場合、やはり2週間以内に死んでしまうらしい。
マルチビタミンやミネラル、塩分を摂取した場合には理論上、脂肪がなくなるまで生きられるらしい。
ということは、山に行くときは50日分のマルチビタミン、ミネラル、塩を携行すればいいのか。
でも、どう考えてもマヨネーズ持ってったほうが早い気もする。
そもそも、遭難でこのような事態が発生するのは稀有だし、大体の場合はケガを負って、雨風にさらされて体力を消耗してなくなっていくのだろう。
やはり、脂肪は登山において不必要なのか。
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